IBMの変革

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米国IBM社長のジニーさんIBM初めての女性社長らしいです。調べたら2012年初頭からなのですでに5年です。

ジニーさん今になって大きな変革をしているようです。デザイナーを大勢(1000人とか・・本当かどうかは知りません)雇用し、買収した企業の元CEOをIBMの副社長にしたりしているようです。

変革はいいですが、すでに先行しているところと、どう戦うのでしょうか。IBMはなんでも高額です。
クラウドも力を入れているようですが、すでにAWSとAzureが支配している状況です。
対法人に後れを取ったGoogleでも、法人クラウドに関しては苦戦しているようです。高額なIBMに勝ち目はあるのでしょうか?

私はIBMとの付き合いは長いので、いいところ悪いところがよく見えます。過去から何が変わって、何が変わらないかも。

過去、大型汎用機しかなかった時代にはものすごい収益のいい企業でした。しかしダウンサイジングとかいう言葉が流行し、IBMはそれに追従してからおかしくなりました。

UNIX、AIXなどやっていた方は、汎用機全盛の頃はどちらかと言うと、伴流の方々でした。それがダウンサイジングでいきなり中心人員と入れ替わりました。ここに無理があります。

そして研究開発が盛んなIBMはいろいろ開発してきました。ことごとく失敗です。トークンリングLAN、OS/2、PowerPCなどなど細かなものを入れれば・・数えられない程沢山あります。買収して買ったロータス製品も買収後、単価を上げたので自ら葬ったようなものです。ロータスのOffice製品はよく秋葉原で無料で配っていましたが・・

市場独占思考と他社の参入を拒むという手法はAppleと同じです。

一番の変化はSEを営業にした事です。技術者はごく少数で本当に技術だけの人など最近のIBMでは私は見た事はありません。技術の顔した営業が多いのです。

IBMからよく新製品などの資料をもらいました。そこには肝心な事が書かれていません。”いくら?”という部分です。多くは、とてつもない高額な金額です。IBMの営業SEさんから”うちは高いのです”という言葉を聞きました。それほど性能とスキルの高い人かというとそんな方は日本IBMには私の知る限り数人です。

IBMはAppleと基本思想は似ています。相手がコンシューマーでないという事がIBMの痛手です。

IBMだけの問題でもなく、日本の今景気の悪い大手IT企業も同じです。なんでも保守をつけるF社とか‥私はIBM以下だと思いました。保守明細みたらLANケーブルなども入っていました。その時は、怒りをぶちまけそれ以降、売り込み話も私は聞きませんでした。

ジニーさん、もうじき60歳らしいです。IBMで60歳を超えて社長をやる方はいないようです。どうなるのでしょうか。

日本IBMのある箱崎、バブル時代よく行きました。もう行くことはないでしょう。

デザインも確かに重要な事です。一番すべき事は価値ある製品を作り、安価で個客第一主義になる事だと思います。

PowerPCいつまで作るんだろう?というのが個人的には興味あります。もうさほど力を入れていないのではないかと思いますが。。

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