クラウドの神話化

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中規模以上のIT業者でクラウドを勧めないところはありません。もちろんクラウドは自社のものです。

日本では著名なポータルサイトを運営する某社が全製品クラウド移行を数年前に発表しました。クラウドに開発に投資を行い赤字決算を数年継続しました。今は全面クラウド移行を諦め、クラウド、オンプレ両製品を扱っているようです。

この企業のしたかった事は”囲い込み”と、バージョンアップに関係なく定期収入の確保です。パッケージ製品は古いものをそのまま使っている企業は少なくないのです。
実際どれほどの企業がクラウド版に移行したのかは知りません。古いバージョンをオンプレで使っている企業の方が多いと想像しますが・・

私もOffice365の契約をマイクロソフトとしています。これはクラウアントのOffice導入が目的で、毎月950円払えば5クライアントまで最新版が使えるという売り込みにのったのです。

Office365契約を継続しないと瞬時にOfficeが利用できなくなります。これの意味するところはOfficeを使うのであれば毎月定額を支払う必要があります。Office365のように価格の安いものであればいいですが・・どこかの安くないシステムをクラウド化するとそう簡単に止める事はできなくなります。

現在、IT業者でクラウドを否定する企業は皆無です。ハードベンダーですらクラウドをうたっています。

AzureもAWSも東、西、日本では2か所リージョンがあります。これは東側のコンピュータシステムに問題が発生したら西側を使うというものです。この間は当然同期しているので問題はありませんが、マイクロソフトやらAmazonが無償でこんなサービスをしてくれる訳はなく、東、西を使えばその分値上がります。外部との接続用が1か所しかなければ、東、西にあっても関係なくダウンします。

クラウド、何に幾らかかるのか鮮明にしないと数か月してからとんでもない金額を支払っている事になります。

私のようなOffice365の使い方を除いてどれほどクラウドが利用されているのか知りたいものです。

IT業者がいうほどクラウド浸透しているのでしょうか?私には疑問です。

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