Windowsの保守切れ対応などが面倒で主に中小企業でファイルサーバーをNASにしたという話を聞きます。
気持ちはわかります。恐らく一般的な安価なNASにしたのではないかと思います。
安価なNASはBSDというLinuxを使っています。BSDに保守切れがないという事なく、2年周期で保守切れしているようです。BSDの保守切れで世間が騒ぐわけはないので問題ないという考え方もあると思います。
真面目にパッチ適用すると頻繁にメンテナンス作業が発生します。数分で終わる更新作業ですが・・オープン系ソフトは頻繁に更新されるのです。セキュリティの問題はWindows以上にあると思いますが。。
今様々なNASがあります。国産だとIODATAかBuffaloだと思います。NASも台湾、中国メーカが世界の市場をリードしているようです。
よく過去IODATA使っていました。買ってから1年以内には壊れた記憶があります。何が悪いのかわかりません。サポートは常に話中で、電話するだけ無駄でした。
今はSynology,QNAPという台湾のメーカーのNASをよくWindowsバックアップ用として使っています。メリットはディスクを様々なものから自由に選択できるという事です。これらのOSもBSDというものです。
高額のNASのNetAppというものもBSDを自社でカスタマイズしたようです。使った事ないので詳しくは知りません。
NASをファイルサーバーとして使うのはどうなのでしょうか。。Windowsサーバーのようにドメイン配下にする事は可能なようです。アクセス権も付けられるという事は聞いた事はあります。
ただWindowsファイルサーバーほど柔軟性はないような気がします。
例えばあるファイルがどうしてもオープンできないなどという事象の場合、Windowsであれば誰が掴んでいるのか調べる事ができます。そしてそれをキャンセルする事もできます。BSDでは無理だと思います。
詳細なアクセスログもBSDでは取得は無理でしょう。Windowsを管理する様々なサードパーティーのツールは使う事はできないと思います。またPowerShellなどスクリプトで自動化を組み込む事も不可能でしょう。
価格面は安価なWindowsサーバーであれば、さほど値段は変わらないと思いますが・・どちらがいいのでしょうか。。