稀に思い出すのですが、Windows3.1が主流だった頃、社内で自分だけ文書作成ソフトとして「龍文」というものを購入し使い始めました。
多くの方々はワープロを使っていました。当時のワープロは絶頂期で20万ほどしました。ワープロのフロッピー管理が面倒で私はほとんど使いませんでした。
(ここらから組織のやり方に従わない人間なのです。私は・・自分でよーくわかっています。ただ私のようなものも必要だとは思いますが・・。ワープロ最盛期?だった頃に消えると思っていました。。)
この龍文、名前でわかるように日本製です。着眼点は素晴らしく、海外製の文書作成ソフトは罫線がタイプライター文化なのでありません。
日本人は罫線が好きで、罫線がないと、いろいろ文句を言われたと思います。当時のワープロでは罫線が簡単に書けました。
私の他にも龍文が気に入ったものがいて最終的には数人使っていたと思います。当時のマイクロソフトのWordは罫線が使い物になりません。今でも罫線は貧弱です。罫線必須だとExcelを使います。
龍文というか日本ソフトの限界を感じたのはWindows95が出荷されたのですが、まったく95対応などしません。98が出荷された頃にやっとWindows95対応したとの案内が届きました。当時の一太郎Windows版が罫線対応できたのか私は知りません。一太郎という名前も知らなかったか、なぜに一太郎を試さなかったのかは記憶にありません。
結果的に龍文も一太郎も消えました。ワープロも・・。(一太郎あるのかもしれまんが・・ジャストシステムは買収され大きく変わりました。実質的には倒産です。)
Windows関連ソフトで日本製で素晴らしいものは知りません。元々世界で売るつもりはないからだと思います。結果的に消えるのです。私は日本製の基幹で使うソフトは買いませんし、ご紹介もしません。なぜなら、いずれは消えるからです。
ある海外のソフトをお客様のところに導入したのですが・・致命的な欠陥があり、いろいろやり取りして、音信普通になったので請求、入金を仲介したPayPalに電話やらメールでやり取りして無事返金されたというケースもありますが・・・。基本海外のソフトは優秀です。
このソフトの代替を探し導入させていただきました。こちらは優秀でした。
基本海外(英語)ツールの方が安く、痒い所に手が届くソフトが多いのです。
龍文を開発した方々は今は何をしているのでしょうか?外資系に再就職したでしょうか。龍文初めてで最後の日本企業の優秀なソフトだったと思います。