デジタル化とは何か?

日本政府は「日本がデジタル後進国」と決めつけ、「印鑑の廃止」など訴えています。本当に脱印鑑=デジタル化なのでしょうか?

日本の習慣として承認ルートが煩雑で多くのものの捺印が必要です。脱印鑑より承認ルートの煩雑さを見直し簡略化しなければ何も変わらないと思いますが・・。

中国はデジタル先進国でなく、つい最近まで後進国であった為、電話がなくスマホが爆発的に普及したのです。中国は長い間の「下請け」時代に日本に学び、欧米に学びました。中国通信の手段はスマホしかないと言っても過言ではありません。
確かに中国のプログラムは素晴らしいものがあります。必ず全世界をターゲットにしています。日本はFelicaに見るように国際的に普及するものはありません。Felicaの失敗をなぜに方針転換しないのか理解に苦しみます。データ交換(EDIと呼ばれるもの)も日本標準は世界の非常識です。

そもそもデジタル化とはなんでしょうか。コンピュータ、スマホ使えばいいのでしょうか。クラウド使えばいいのでしょうか。そんな事はないと思います。デジタル化は目的ではなく手段です
政府がデジタル化を本当に考えるのであれば役所などの人数を半分以下にし、大勢の派遣、その他を止めるべきなのです。いやでも効率を考えなければなりません。

日本政府のスマホ料金の引き下げも私には理解できません。日本人の多くが問題意識がないのかキャリアの販売員に騙されているのです。我が家は嫁と私の2台で3000円ほどです(2人で数Gだったと思います)。光通信含め7000円ほどです。探せば低価格のものはあります。

デジタル化の進行よりも、多くの日本人に欠如している問題意識を持たせる事が重要だと思います。問題意識がなければデジタル化(システム化などしょせんするだけ無駄です)。

なぜにFAXを受けてそれをEXCELに2度うちするのか、製品コード、商品コードなどなど社内に多くのシステム独自のコードがあるのでしょうか。なぜにマイナンバーというものがあるのにそれを有効活用しないのでしょうか。私には理解できません。

怠惰は重要な事です。真面目にコツコツしたくなければ、しなくてすむ方法を考えなけばいけません。こんな考え方もあるのではないかと思います。日本企業では受け入れられない考え方だとは思いますが、これからは違うような気がします。

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IBMは消えるのか。

コンピュータなにも知らないで就職し、情報システム部に配属され2年目に全盛時代のIBMに出会いました。これが国産メーカであれば今の私はなかったと思います。IBMの「THINK」というロゴが大好きでした。
当時のIBMは大型汎用機のノウハウをオープンにして学ぶものには奥深く迄学べるという姿勢でした。私は貪欲にIBMワールドを学びました。

そんな全盛期のIBMが迷走を始めたのはさほど時間がかかりませんでした。IBMで成功したのは大型汎用機とオフコンだけと言っても過言ではありません。その他成功と言われたものは思い当たりません(失敗は数多く知っています・・トークンリング、OS/2などなど。。)。

私は初めてWindowsを見た時にIBM大型汎用機の知識を捨てる覚悟をしました。これからWindowsの時代だと認識しました。マイクロソフト、Windowsなどあまり聞かない時代です。

Youtubeで面白いものがありました(日本語字幕で見ました)。ジニーさん初の女性IBM CEOで注目されました。ただ成果はなかったようです。

ジニーさんの後継CEOはRedHat買収の中心だったインド生まれのアメリカ人です。米国は基本、人種差別の国です。マイクロソフトのサティラCEO(インド生まれのアメリカ人)も言っていますが、人種差別は常日頃感じたと。IBMでアングロサクソン系以外のものがCEOになった事は驚きでした。
CEOになってまずした事はドミノの売却です。RedHat買収は高額であったようですが、IBMに恩恵を与えたのでしょうか。ドミノのようになる感じがしますが・・。

IBMは今後利益率のいいクラウド、AI事業だけにシフトし、他は別会社にして上場させるかと・・別会社の株主は誰がなるのかは知りません。IBMが所有するのか全て売却するのか・・。私は全て売却するのではないかと思っています。そしてあのPowerCPUをどうするのでしょうか。私は過去からPowerは消えると断言していましたが。。

クラウド、IBMは全世界のクラウド市場の3%ほどのシェアーだそうです。Amazon、マイクロソフト、Googleなどの足元にも及びません。クラウドがそもそも将来安定する事業かどうかも定かでありません。クラウドはクラウド業者の囲い込みの為だと最近よく言われています。クラウド高額である事も囁かれてきました(初めからわかるだろう!と私は言いたいですが。。)
高利益製品を追求するのがIBMです。

IBMが量子コンピュータに力を入れているのはわかりますが・・まだビジネスになっていないと思います。

このままではIBM消えてなくなりそうな気もします。全盛時代から衰退期を見てきた感じがします。私の知っているものも多くが日本IBMですが、去りました。

IBM「THINK」していますか?このままであれば消えても不思議ではありません。

追記)私の好きだったマイクロソフトはもうありません。今からコンピュータ学ぶのであれば何がいいのかわかりません。自ら考えて他人に従う事ではないと思います。

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相次ぐクラウド障害そして東証

最近、毎日のようにどこかのクラウドサービスが停止しました。原因は発表されていない?ので知りません。

Google、AWS、Azureの順でした。そして・・iCouldまで・・、どこかにハッキングされているのでしょうか。。

私に影響するのはAzureというかOffice365ですが、オンラインで使わなければ問題ないようでメールの送受信は問題ないように見えました。(Google関係は私用なのでなんでもいいですが・・)

WEBからOffice365にアクセスすると、訳わからない画面が出てきました。

 

 

Googleの障害の時、故障したロボットが表示され、The requested URL was not found on this server. That’s all we know.と表示されていました。That’s all we knowは一言で言うと”それだけ”です。仕事で使っているものには怒り心頭だと思いますが、アメリカではそういうのが多いらしいです。もう十年以上前ですが、大型ハードが壊れ米国から送られてきたものにはニコちゃんマークが張ってあったとか聞きました。。

ころでクラウド障害多いと思いますが、SLAは守られているのでしょうか。SLAはService Level Agreementの略でサービス保証の合意書のようなものだったと思います。クラウド過去99.999%の稼働を保障するとか聞いた記憶がありますが。。

数日後・・・
東証システムが1日ダウンしました。どんなシステムか見ていないので知りませんが・・。記事を読む限り、高額なクラスター構成のように思えます。「切り替わり」というとクラスターにしか思いません(発表したのは専門の方でないのでわかりませんが)。OSはRedHatのLinuxのようです。原因究明は米国かRedHatのエンジニアも加わるものと思われます。
ただ、どう考えても富士通の超エリートの方が仕様を考え、プログラミングしたものだと思います。どんな賢い方でも想像できない事は発生します。テストで全パターンするなど無理な話です。仕様設計が問題あれば、どんな方であろうが全て水の泡になります。

謝罪よりも原因発表をして欲しいものだと思います。

トラブルを正しく発表する事は必要な事で、それが今後のノウハウになります。

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